何年生の時だったか忘れてしまいましたが、
今、ふと思い出したので、書き留めておきます。
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ある3人の子供たちが歩いていると、
突然目の前に見たこともない、とっても広いススキの草原が広がりました。
ある子は「うわーっ、キレイだ~。今までこんなの見たことない。」と声を出し、
ある子は「この草原に火をつけたら、どんな風に燃えるんだろう?」と思い、
ある子はなんの感想も持ちませんでした。
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さて、担任が私たちに質問しました。
「この3人のうち、だれが一番よくないと思う?」
私たちにはこの質問の意味がよくわからなかった覚えがありますが、
担任はこう続けました。
「君たちは火をつけたらと考えた子が一番悪いと思うかもしれないが、
実際に火をつけたわけではないので、悪くはない。
今まで見たこともない風景が広がって、何も感じないというのは、
人として良くないんですよ。人として、何かを感じることができるような人になってください。」
これが、教師としての正しい教育なのかはわかりませんが、
無感情の人間にはなってはいけないんだと感じたことを覚えています。
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